こんにちは、舘田です。
昭和通り日記番外編、最終回は前編・後編の2回にわたってお届けします。
今回お話をうかがったのは、昭和通りに店を構えるHICROSS(イクロス)の店主・中川英昭さんです。
中川さんには昨年10月に始まり、今年1月まで展開された
「HYE~!昭和通り 昭子と和男の物語」についてお話をうかがいました。
まず、中川さんに今回の「HYE~!昭和通り 昭子と和男の物語」でどのような役割を担っていらっしゃったのか尋ねたところ、なんと一連のプロジェクトで催したイベントの企画・立案をされていました!
これは次に話していただいたプロジェクトを実施するに至ったきっかけや経緯と密接に関係してきます。
「昭子と和男の物語」は、昭和通りに生息する人々、昭和通りに店を構えている方はもちろん、昭和通りで働いている方、昭和通りに買い物に来たお客様、はては昭和通りを通りかかる方すべてを対象としたイベントなのです。当然、この日記を書いている私も含まれます!
プロジェクトを実施するに至ったきっかけは、かねてから構想していた事業に着手できたことです。
その事業というものが、「中心街区活性化」事業なのです。
平成13(2001)年に第一次活性化事業が開始され、この段階においては、現在では見慣れた光景となったアーケードのない商店街にするべく、街路を整備したり、電線地中化工事をしたりと、環境整備に力を入れました。同時に、「昭和通り振興会」を設置し、事務所機能の充実も図りました。
環境を整備したことで、ハード面が改善され、いよいよ今回のプロジェクトも含まれるソフト面での取り組みが強化される運びとなりました。以前と比べて新規事業者や若手が台頭してきたことも、ソフト事業の活性化に寄与したことも事実です。取材の中で、中川さんは「お客様との距離を近づける」ことや、「商店街はただ買い物をするだけではなく、コミュニケーションを図る場所である」ことをしきりに強調されていました。
それらの点も踏まえ、イベントの反響を具体的な事例を交えてお伝えするので、お楽しみに!